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初期診療に対応する「総合医」を提言―国保中央会(医療介護CBニュース)

 国民健康保険中央会は4月19日、同会の「総合医体制整備に関する研究会」(委員長=水野肇・医事評論家)の報告書を公表した。日本の医師の育成が「臓器別の専門医」に偏重しており、体の不調を感じた地域住民がすぐに大病院を受診したり、複数の医療機関をはしご受診したりする問題があると指摘。幅広い症状に対応でき、初期診療を担う「総合医」を育成・普及して、地域住民が最初に受診するかかりつけ医をあらかじめ決めておくことで、こうした問題の解決を図ることが期待されると提言している。

 報告書では、総合医に求められる役割を、▽地域住民によく見られる症状に幅広く対応する▽初期診療に対応し、ほかの専門的な医療機関などを適切に紹介する▽住民・患者と継続的な関係を保つ▽住民・患者の疾病予防や健康づくりを行う―の4つに整理。その上で、地域住民一人一人が最初に受診する総合医をあらかじめ決めておき、ほかの専門医を受診したり、病院に入院したりする場合にはその医師の紹介が必要となる受診行動のイメージを提示した。こうした体制が構築できれば、診療所と病院の連携不足や、病院勤務医の過重労働などの問題を解決できるとの見通しを示している。

 総合医の育成に関しては、専門医の一つとして総合医を位置付け、初期臨床研修後の専門研修で「総合医コース」を選択できる教育・研修システムを早急に確立することを提案。研修に際しては、「医師だけでなくコメディカル、地域の人たち、医療の利用者など多くの人々の協力のもとに実施されることが望ましい」などとしている。


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高崎自然動物園 名は「クロマグロ」、でもサルです 大分(毎日新聞)

 大分市の高崎山自然動物園で17日、今年最初のニホンザルの赤ちゃん「クロマグロ」(雌)が生まれた。スタッフは「元気に育って子供を産んでね」と目を細めている。

 第1号の赤ちゃんには、その年ゆかりの名を付ける。今年は3月のワシントン条約締約国会議で議題となったクロマグロ禁輸案否決から取った。昨年は野球のWBCにちなんだ「レンパ」。

 5子を育てた母親「ピアス」(推定16歳)から離れまいと、しがみつくクロマグロ。スタッフが紹介すると、来園客は盛んにシャッターを切り、注目度はクロマグロ並みだが、ちと呼びにくい?【佐野優】

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山崎さん、琴の演奏披露=野口さんは笛、俳句も−首相官邸との交信で(時事通信)

 宇宙に響く琴の調べ−。国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の山崎直子さん(39)は12日夜、首相官邸との交信で、日本から持参した小型の琴で「さくらさくら」の演奏を披露した。広島県福山市のメーカーが製作した琴の音色は、高く、張り詰めた感じ。野口聡一さん(44)も短い横笛を吹いた。
 山崎さんは「宇宙から見る地球があまりにも美しかったので一句作ってみました」として、「瑠璃(るり)色の 地球も花も 宇宙の子」と俳句も詠んだ。これに対し、前原誠司宇宙担当相が「フロンティア 夢も宇宙も 無限大」、平野博文官房長官が「行きたいな 総理もわれらも 宇宙人」と返した。
 宇宙に日本人2人が同時滞在するのは初めて。えび茶色のシャツ姿で髪をポニーテールにした山崎さんは、ISSの日本実験棟「きぼう」の中から、「日本のプレゼンス(存在感)が宇宙空間で広がってきたなと実感している」と話し、野口さんも「正直、楽しい。きぼうで一緒に仕事する仲間が来てくれてとてもうれしい」と笑顔を見せた。 

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<虐待>3歳児重体 暴行容疑で母を逮捕 博多(毎日新聞)

 福岡県警博多署は12日、3歳の次女をテーブルから床に突き落として意識不明となるけがをさせたとして、福岡市博多区の無職、山崎志穂容疑者(27)を暴行容疑で逮捕した。山崎容疑者は「テーブルの上に立っていたのでカッとなって押した」と容疑を認めているという。全身にやけどやあざもあったことから、同署は虐待が繰り返されていた疑いが強いとみて傷害容疑で調べる方針。

 意識不明となっているのは、山崎容疑者の次女の山本心結(みゆ)ちゃん。

 逮捕容疑は、11日午後10時10分ごろ、自宅でテーブルの上にいた心結ちゃんの背中を手で押し、35センチ下の畳に転落させたとしている。心結ちゃんは顔面を強く打ち、意識不明の重体。

 山崎容疑者は10分後「娘が意識がなく、呼吸もない」と自分で119番した。

 山崎容疑者は会社員の夫(31)と長女(7)、心結ちゃんとの4人暮らし。娘2人は山崎容疑者の連れ子で、山崎容疑者だけが夫の戸籍に入っていたという。

 近所の住民の話では、先月ごろから山崎容疑者の部屋から大きな声が聞こえるようになり、11日午後7時ごろにも山崎容疑者の怒鳴り声が響いていたという。今年1月の夕方には、心結ちゃんとみられる女児がパジャマ姿で部屋の前の廊下で泣いている姿も目撃されていた。心配した住民が山崎容疑者宅のチャイムを押しても反応がなかったという。【阿部周一、近松仁太郎】

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6歳未満の脳死判定、間隔は「24時間以上」に―厚労省研究班案(医療介護CBニュース)

 改正臓器移植法の施行を控え、小児の脳死判定について検討してきた厚生労働省の研究班が新たな判定基準案をまとめ、4月5日の「厚生科学審議会疾病対策部会臓器移植委員会」(委員長=永井良三・東大大学院医学系研究科教授)に報告した。15歳未満の小児を除く現行の基準では、脳死判定を行う間隔は6時間以上としているが、同案では24時間以上とすることなどが盛り込まれた。

 7月施行の改正臓器移植法では、15歳未満の小児についても家族の同意によって脳死下での臓器提供が可能になる。これに伴って現行の脳死判定基準にはない6歳未満の小児について新たな基準が必要となるため、厚労省の研究班「小児の脳死判定及び臓器提供等に関する調査研究」(代表者=貫井英明・山梨大名誉教授、学長特別顧問)が判定基準案をまとめた。
 同案では、判定の対象となり得る例として、▽器質的脳障害による深昏睡、無呼吸で人工呼吸が必要な症例▽原疾患が確実に診断されている症例(頭部CTやMRI検査などによる画像診断は必須)―などを、判定から除外する例としては、▽生後12週未満▽直腸や食道などの深部温が35度未満―などを挙げている。

 また現行の基準では、脳死判定を行う間隔について、1回目の検査終了時から6時間以上経過した時点とされているが、同案では、6歳未満の小児については成人より長期脳死となる頻度が高いことなどを踏まえて、2回目の判定までの間隔を24時間以上とすることが盛り込まれた。
 研究班の日下康子氏(東京慈恵会医科大脳神経外科講師)は、小児の脳死をめぐる臨床研究の結果について、「長期脳死の頻度が高く、期間も長いとされているが、脳死判定後の人工呼吸器からの離脱や意識の回復は確認されておらず、結局は脳死状態が持続して心停止に至っている」と説明。その上で、「これまで臓器移植を前提とした判定の基準がないので、(長期脳死のケースは)医療者側が家族に十分説明した上で家族に判断を委ねるのが妥当」と述べた。


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八ッ場ダム水没予定地、老舗旅館に最後の客(読売新聞)

 八ッ場ダム(群馬県長野原町)の水没予定地にある川原湯温泉で、生活再建の見通しが立たないとして宿泊営業をやめる老舗「柏屋旅館」が29日、最後の客を受け入れた。

 休業が報じられて以降、惜しむ客が多く訪れていたといい、この日は、四十数年ぶりという女性客が思い出を胸に宿泊した。

 東京都調布市から長女(28)と泊まりに訪れた元NHKディレクターの羽田野歌子さん(60)は、受け付けで同旅館の豊田幹雄社長(43)に「これ、再開後にと思って」と、紙袋に入れた招き猫を手渡した。羽田野さんは、高校3年の夏休み以来の来館という。

 当時、群馬大医学部の教授をしていた父親が豊田社長の祖母である先代のおかみと親しく、「涼しくて勉強するには良い環境だから」と招かれて1週間宿泊した。羽田野さんは「旅館に1人で泊まるなんて、文士みたいなぜいたくだと思って、落ち着かなかった」と苦笑いしながら振り返る。

 豊田社長は、現在は従業員寮になっている、当時羽田野さんが泊まった部屋を案内。羽田野さんは懐かしみながら、「八ッ場のニュースを見るたびにここを思い出したの。今日、来ることが出来て本当に良かった」。窓に目を向け、「でも、素晴らしい景色だったのに、工事でだいぶ変わってしまい、温泉街も寂れてしまった」と嘆息すると、豊田社長は「(中止は)もっと早くなら良かった。みんな待たされ、気持ちは限界です」と、温泉街の窮状を訴えた。

 同旅館は代替地への移転後に営業を再開する方針で、豊田社長は生活再建事業の行方を心配する。取材に対し、26日に国土交通省が発表した新年度公共事業予算の個所付けで用地補償費の具体額が示されなかったことに触れ、「とにかく、早くしてくれなければ」と祈るようにつぶやいた。

 豊田社長は「感傷にひたっていては、おもてなしできない」と複雑な心境を語り、取材の合間にも来館する客の案内に立ち、いつもと変わらない穏やかな笑顔と物腰での接客に努めていた。この日は、6組約40人が宿泊した。(武田潤)

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